動脈硬化の原因と予防

動脈硬化の予防

 

動脈硬化を予防するには、その生活習慣に注意を払わなければいけません。穀類・豆類・キノコ類・野菜類・海藻類などにはダイエタリーファイバーが多く含まれており、余分なコレステロールを体外に排出する作用がありますから、動脈硬化を予防するにはこれらの食物を意識的に多くとるようにすることが大切です。

 

イワシ・ブリ・サンマなどの魚を積極的に食べると、悪玉コレステロールや中性脂肪を排泄する働きがある不飽和脂肪酸を多く摂取することができ、動脈硬化を始め高血圧症や他の成人病予防にも有効です。規則正しい時間に食事をとることや栄養のバランスを考えた食生活、ストレス解消にもなる適度の運動、様々な成人病の要因となる肥満の解消なども、動脈硬化の予防法としてよく知られています。

 

喫煙による血管の収縮は動脈硬化の進行を促進するため、禁煙することはとても重要です。
動脈硬化や高血圧は気づかないうちに進行することが多く、体重・血圧の計測や定期的な健康診断を受け、自分の体の状態を常に把握できるよう努めなければなりません。動脈硬化はサイレントキラーと呼ばれ、知らないうちに病気が進行し、死に至るような病気を誘発しますから、日ごろの生活習慣を規則正しいものにすることが一番の予防法です。